捜査などで活用される似顔絵の技術向上を図ろうと、愛媛県警の捜査用似顔絵講習会が10日、県警本部であり、鑑識係や生活安全課、地域課などに所属する警察官23人が、目撃者から似顔絵に必要な情報を聞き出すこつや、作画のテクニックを学んだ。
 弁護士事務所の秘書をかたる男が、おれおれ詐欺の被害者から現金をだまし取った事件を想定し、被害者役の女性警察官が、男の顔や服装を説明。参加者は、顔のパーツや体形のほか、似ている芸能人や眼鏡の特徴などを質問し、講師のベテラン捜査員から助言を受けて約40分で描き上げた。