台風11号の影響で規模を縮小した第49回松山まつり(実行委員会主催)は最終日の10日、ラテンのリズムに合わせ、愛媛県の大街道から千舟町通りで華やかに踊る「野球サンバ」で締めくくった。
 野球サンバには17チーム(1200人)が登場。9日に中止となっていた野球拳おどり・団体連のうち希望した10連(700人)による演舞もあり、台風が抜けた市中心部に笑顔があふれた。
 踊り手たちはそろいの衣装で、練習の成果を披露できる喜びを全身で表現。タンバリンやおけなどで音を出して盛り上げたり、野球の投球フォームを振り付けに取り入れたりして趣向を凝らし、沿道の観客を魅了しながら約500メートルのコースを踊りきった。