南海トラフ巨大地震など大規模災害時、災害対策本部が設置される愛媛県庁第1別館の耐震改修工事が完成し、12日、県が報道陣に公開した。2012年10月から免震装置を設置するなど工事していた。県は震度6強に耐えられるとしている。
 第1別館地下の柱52本を切断し、鉄板とゴムを積層した免震材を挟んだ。地下の外壁が強固で、2年間の予定だった工期を4カ月延長。非常用発電設備は地下から屋上に移設するなど改修した。
 工費は耐震改修が約19億8536万円、非常用発電設備改修が約4億3900万円。