災害時ケア豆知識伝授 「看護の日」市民ら体験
「看護の日」の12日、「ふれあい看護体験」が愛媛県松山市清水町3丁目の松山赤十字看護専門学校であり、公募の市民4人が教員から災害時に役立つケアを学んだ。
避難先など入浴が難しい状況で体を清潔に保つため、少ない湯で簡単にできるおしぼり作りなどを体験した。スポーツタオル3枚をそれぞれ山折りと谷折りを繰り返して扇子のように畳み、ビニール袋に入れて紙コップ1杯弱の熱湯を注ぐ。袋をバスタオルでくるんで押し、水分をなじませると出来上がり。
講師を務めた辻好美さん(52)は、東日本大震災後の2011年5月、宮城県石巻市の避難所で被災者の心のケアに携わった経験から「肌に触れて体温を感じながら手当てをすることは心のケアにもなる」と語った。