認知症グループホーム(GH)の経営者や職員らが災害対策を学ぶ研修会が7日、松山市大可賀2丁目のアイテムえひめであった。日本認知症GH協会県支部の主催で、約60人が参加し、利用者らの命を守る体制の必要性を再認識した。
 協会災害対策特別委員長の佐々木勝則理事が講演。「いまだに『想定外』にしていないか」と問い掛け、最大の災害に備え、緊急時には最善を尽くすよう求めた。
 事業所所在地で過去に起きた災害を確認するよう推奨。携帯電話の不通に備え、震度5以上では自分と家族の安全を確保できたら職場に集まることなど、運営に携わるGHでの約束事を紹介した。