災害に備えて非常食に慣れてもらおうと、愛媛県西条市神拝の神拝小学校が2日、備蓄用のカレーを給食として全児童約780人に提供した。児童は温めずに食べられるカレーを不思議そうに口に運び、「おいしい。災害時も十分にやっていける」などと味を確かめていた。
同校の武方美由紀栄養教諭(57)が提案。全国学校栄養士協議会が開発した「救給カレー」を、「防災の日」翌日で2学期の給食が始まる2日の献立にした。
6年の高橋滉道君くん(11)は「イメージと違って意外とおいしい」と驚き、伊藤夢華さん(12)は「災害が起きる前に非常食などをしっかり備えておきたい」と気を引き締めた。