火災に対応し被害を最小限に抑える能力を高めようと、宇和島地区広域事務組合宇和島消防署は18日、愛媛県宇和島市伊吹町で解体予定の建物を使い、火災を想定した放水と救出の訓練を実施した。隊員11人が臨み意識を高めた。
使用したのは旧自動車学校の建物で、20日からの解体作業を前に署が協力を依頼した。訓練は2階建て一般住宅の火災を想定。発生の知らせを受け、防火服姿の隊員が現場へ赴き建物の外から放水した。緊迫した空気の中、別の隊員がはしごを上り、ベランダで逃げ遅れた住民に見立てた人形にロープをかけて救助した。