愛媛県八幡浜市矢野神山の八幡神社で15日、厄よけのお札などをたきあげる鎮火祭があり、火災のない一年を願った。
 小正月の15日に毎年執り行っており、氏子ら約15人が参列した。清家貞宏宮司が人命や財産を奪う大火から市民を守る祝詞を奏上。参拝者らが持ち寄ったしめ縄やお札を積み上げた境内でかがり火をたき、清家宮司が清めの「ご神水」をかけて無事に火を消した。
 八幡神社は市内中心部を一望する小高い山にあり、氏子会の井上伝一郎会長(73)は「市内で火事の起こらない安全で平穏な一年であってほしい」と静かに祈りをささげていた。