瀬戸内海の魅力伝えたい 温泉設計の高校生最優秀
建築の発想力や技術を競う愛媛県内高校生建築競技設計(県建築士事務所協会主催)の表彰式が20日、松山市美沢1丁目のダイキ本社であった。最優秀の県知事賞には、東予高3年の越智拓海君(18)が設計した「能島の見える温泉旅館 春風駘蕩(たいとう) とうじぶね」が選ばれた。
越智君は「瀬戸内海の魅力を伝えたい」と、村上水軍の城跡がある今治市の能島を望める温泉施設を設計した。
表彰式での発表では水軍の船の形をした旅館本館や、波止場につながれた湯治船をモチーフにした船の形の宿泊棟など、独創的なアイデアを披露。「どの部屋からも海が見られるよう、山側の客室はメゾネット(中2階建て)にした」と、こだわりを語った。