冬の風物詩スイセンが、愛媛県伊予市双海町下灘地区の海岸沿いで咲き始めている。漁業金山洋一さん(65)=同市双海町串=の畑では、潮風に揺れるかれんな白い花から甘い香りがふわり漂い、訪れる人を癒やしている。
金山さんによると、地元にはもともとスイセンが多く自生しており、父の代から四半世紀かけ「掘り起こしてちいとずつ植えて、増えたやつを株分けし、また広げてきた」。今は約30アールの斜面で約20万株を育て、見物の人たちにゆっくり眺めてもらおうとベンチも置いている。
現在は四、五分咲きで、ピークは1週間から10日ほど先。2月半ばごろまで楽しめそうだという。