12日間で四国霊場八十八カ所と高野山金剛峯寺を回る「巡拝バスツアー」の第1陣出発式が1日、愛媛県松山市湊町4丁目の伊予鉄本社ビルであり、県内と茨城や長崎などから参加した19~83歳の16人が、遍路の旅へ向かった。
 出発式でいよてつ巡拝センターの和田学課長が「昨年は四国八十八カ所が、今年は高野山が開創1200年記念。無事満願されることをお祈りしている」とあいさつ。参加者は自己紹介し、ともに旅する仲間と親睦を深めていた。
 静岡県から遍路に初挑戦する大学生杢屋礼香さん(19)は「八十八カ所を一度見てみたかった。けがなく無事に過ごしたい」と笑顔で出発した。