農作業を通して食や命の大切さを体感しようと、済美平成中等教育学校(愛媛県松山市空港通5丁目)の4年生108人が16日、東温市河之内の棚田で稲刈りと稲木干しを体験した。
 同校は2010年から松山市のNPO法人「なもし開縁隊」や地元農家の協力を得て米づくり体験学習を行っている。今年は約30アールの田で5月に田植えをし、草刈りをしてきた。
 雨が降る中、生徒は鎌の使い方を教わりながら稲を刈り、6、7株ごとにひもで縛って稲木にかけた。10月の文化祭では、収穫した米を使って餅やおにぎりをつくり、来場者に振る舞う。