海上での大規模な油流出を想定した机上訓練が15日、愛媛県松山市大可賀2丁目のアイテムえひめであり、瀬戸内海沿岸の海上保安部や自治体、海運に関係する事業者など39機関の担当者64人が初期対応の在り方などを協議した。
 訓練は、船舶の燃料などで使用されるC重油が、受け持ちの海域外から流入したと想定。参加者は、航行停止や港の閉鎖のタイミング、素早く油を除去できる半面、漁業に影響が出かねない油処理剤の使用方法などについて意見交換した。