身近な海の環境について考えようと、愛媛県西予市明浜町狩浜の狩江小学校の児童が18日、近くの真珠養殖業佐藤和文さん(35)の作業場でワカメの種付けに挑戦した。子どもたちはワカメの成長を願いながら、せっせと手を動かした。
 和文さんと近くのチリメン漁佐藤哲三郎さん(28)は海の環境を少しでも改善しようと、約10年前からワカメを育てている。
 全校児童32人は、和文さんから「ワカメは光合成をして酸素をつくり、魚がたくさん集まるきれいな海にしてくれる」と説明を受けた。ワカメの小さな種が付いた3センチほどのひもを100メートルのロープに約30センチの間隔で挟んでいった。「ぬるぬるだ」「こつが分かった」などと話しながら、楽しそうに作業していた。