梅雨入りを前に、洪水時に迅速な対応ができるよう排水ポンプ車の操作訓練が15日、愛媛県松山市古川南3丁目の重信川のかきつばた樋門(ひもん)であった。洪水時に排水作業を担う河川維持工事の受注業者や職員ら約20人が手順を確認した。
 国土交通省松山河川国道事務所が毎年、実施。排水ポンプ車はトラックの荷台にポンプや発電機、排水ホースを搭載した特殊車両で、25メートルプールの水を10~12分程度で空にできるという。
 参加者は浮きを付けたポンプをクレーンで支川に投入。排水ポンプ車の発電機を回し、堤防をまたぐ長さ約40メートルのホースで手際よく重信川へ流した。