江戸の歴史感じて 松山城・重文の櫓、特別公開
愛媛県を訪れた家族連れやお盆の帰省客に、夜の松山城を楽しんでもらうイベント「光の城」が本丸広場などで15日まで開かれている。13日夜には国重要文化財の櫓(やぐら)が特別公開され、登城者が江戸時代の歴史に触れた。15日午後6時からも公開される予定。
夏の恒例行事で、13日は普段は内部を公開していない野原櫓、乾櫓、隠門続櫓を無料開放。登城者は「まつやま文化財サポートの会」のメンバーから「矢や鉄砲を撃たれても貫通しないよう、壁の下の方は分厚くなっている」「窓は隠れながら外を見張れる造り」などと解説を受けながら、熱心に見て回った。
天守の夜間営業や本丸広場での夜市もにぎわい、雨がぱらつく中、思い思いに夜の城山を味わっていた。
市によると、7月18日~8月9日に登城道や本丸広場をイルミネーションで彩ったイベントには、約2万3千人が訪れた。