海水浴シーズンを控え、各救助機関の連携を深めようと、愛媛県の松山市中央消防署などは14日、同市下難波の立岩海水浴場で合同訓練を行った。
 訓練には、消防や警察などの4機関計約50人が参加。海水浴に来た2人が海に流され、1人が水没したとの想定で実施した。
 目撃者の通報で現場に駆けつけた消防隊員が、消防救急艇で沖約80メートルの地点で1人を救出した。救出者から「もう1人が沈んでいる」という情報が入ると、地上からの遠隔操作で水中を捜索できる装置を用いて、県防災ヘリコプターと合同で捜索。約120メートル沖、水深約5メートルの地点で要救助者を発見すると、県警のアクアラング隊が引き上げた。