水産加工品の受注力強化や経営の効率化を目指し、愛媛県内の水産加工業者など8社が1日、新組織「エヒメフードテクノロジー協同組合」(EFT、松山市)の設立総会を開いた。最新設備を導入した加工場建設などを予定しており、中小企業等協同組合法に基づく県の認可を経て正式設立となる。
 EFTは中予の水産加工業者6社、運送、システム業者各1社で構成。理事長には水産加工会社フレスコ(松山市)の児玉政彦代表取締役が就いた。資本金は1200万円。
 組合設立は取引の大口化が進む中、中小企業単体では高度な衛生設備の更新や人手確保が難しくなっていることから、経営資源を結集して合理化を推進する。工場は松山空港に近い市西部で建設地を選定中で2016年秋にも稼働させる計画。