市教育委員会が2011年度から実施している「おもしろ理科出前教室」の一環で、市内の小中学校に愛媛県内の理科分野の専門家を派遣している。
 佐田拓也技術専門官(38)が気象庁の仕事や気象の仕組みを紹介。急な大雨をもたらす積乱雲の怖さを学んだ児童は「自分は大丈夫と思わず、早めに頑丈な建物に避難して」との呼び掛けに真剣に耳を傾けた。
 竜巻を再現したり、ペットボトルの中に雲を発生させたりする実験にも挑戦した。雨滴浮遊装置を使った実験では、雨粒の形状を観察。想像と違うあんパンのような形に「何で」と興味津々だった。