歯科衛生士の資格を有しながら結婚や出産などで現場を離れている人たちに再び就業してもらおうと、愛媛県松山市歯科医師会歯科衛生士復職支援センター(杉浦孝明センター長)が26日、同市柳井町2丁目の県歯科医師会館で支援事業の第1回講習会を開いた。20~50代の女性が参加し、復職に向け必要な知識と技術を学んだ。
 日本歯科衛生士会のホームページによると歯科衛生士の登録者数は2014年3月末現在で約24万9000人に上る。一方、厚生労働省調査で就業者数は12年末現在約10万8000人。支援事業は、県内でも深刻な歯科衛生士不足の解消を目指し始めた。
 講習会には事前登録していた28人のうち8人が参加。歯科医師からマネキンや歯の模型を使った技術指導を受けながら、疑問点などを尋ねていた。