歯と全身の健康の関係を考えるセミナーが5日、愛媛県松山市湊町5丁目のいよてつ高島屋であり、カナザキ歯科(松山市南梅本町)の金崎伸幸院長(52)が、「歯周病が糖尿病や心筋梗塞などさまざまな疾患に悪影響を与えている」と指摘した。
 金崎院長が著書「歯周病専門医が教える 糖尿病がよくなるとっておきの方法」(現代書林)を出版したのを記念し、金崎院長ら全国の歯科医でつくる「歯科業務標準化機構」(大阪市)が主催。350人が参加した。
 金崎院長は、歯周病が疾患を起こすメカニズムを解説し、糖尿病については、インスリンの効き目を悪くする物質「TNF―α」が、歯周病の患部から出ているとした。