全国的にもソメイヨシノの開花が早いことで知られる愛媛県宇和島市で8日、「さくら観測開始式」があった。和霊町の丸山公園にある標本木前に地元の和霊小学校児童や住民ら約30人が集まり、市の「さくら観測員」五十嵐廉さん(70)=山際1丁目=を囲んで、2年ぶりの開花「日本一」に期待を寄せた。
市内では2005年に気象庁の宇和島測候所が無人化されたため、市が06年から気象庁OBを観測員に委嘱、独自の開花宣言を続けている。
五十嵐さんによると、今年は年始からの寒暖差が小さく、開花は昨年の17日から5、6日遅れる見込み。