核兵器なき未来訴え、MP選手初参加 市内を行進
行進によって平和の大切さを伝える「しこくピースアクションリレーinえひめ」が12日、愛媛県松山市であり、四国の生活協同組合の組合員ら約200人が核兵器のない平和な未来の実現を訴えた。
17年前から四国各県で毎年実施。今年は徳島を皮切りに高知、愛媛、香川とリレーし、26日に被爆地広島へとつなぐ。野球独立リーグの愛媛マンダリンパイレーツ(MP)の選手3人も初めて参加した。
松山市役所前での出発集会では、実行委員長の松本等・県生協連会長が「戦後70年の節目の今こそ、ノーモア戦争、ノーモアヒロシマ・ナガサキの声を広げよう」とあいさつ。米国の核実験博物館を視察した組合員が、核実験で発生する巨大なきのこ雲を見学するツアーがあったことや、展示に被爆者の描写が全くなかった状況を報告した。