株価14年9カ月ぶり高値水準 県内証券・投資家反応
東京株式市場で日経平均株価の終値が14年9カ月ぶりの高値水準となった19日、県内の証券会社や個人投資家からは世界的な金融緩和や米国景気の好調を背景に、さらなる株価上昇を期待する声が上がった。
いよぎん証券(松山市)では、株価続伸を受け個人投資家に利益確定の動きが強まり、ここ数日は売り注文が増加。一方、さらなる上昇への期待から個別株の買い注文も出ている。本田雅紀営業企画部長は「利益確定に動いた投資家も、次の投資機会を見極めているのでは」と分析する。
今後については、米国の利上げ予測や中東問題など懸念材料もあるが、円安や原油安、海外進出企業の業績改善などの好材料が追い風となり、当面は上昇基調を維持するとみる。