土木工事の魅力に触れてもらおうと、国土交通省松山河川国道事務所と愛媛大は21日、愛媛県松山市で現場見学会を開いた。愛媛大工学部環境建設工学科の1年生約50人が、松山外環状道路インター線と空港線の架橋工事を通し公共工事の役割について考えた。
 松山市古川南3丁目のインター線の工事現場では、張力のあるワイヤを入れたコンクリートを使った橋の特長を学び、鋼橋では鉄筋を組み立てる前の工程を間近で見学。軟弱地盤対策などを熱心に聞いたり、写真を撮影したりしていた。
 参加した植田敬助さん(18)は「車が曲がりやすいよう道路に勾配をつけたり、橋が伸縮するため隙間を空けたりと計算し尽くされているのがすごい。現場監督になりたいとあらためて思った」と話していた。