林野火災を想定した訓練が3日、愛媛県松山市北梅本町の陸上自衛隊松山駐屯地小野演習場であり、陸自と市消防団小野分団、市南消防署の3機関65人が災害時の協力体制を確認し、火災を防ぐ技術の向上を目指した。
春季全国火災予防運動の一環で、山間部で火災が発生し、強風にあおられ延焼拡大しているとの想定で実施した。地元住民の通報で現場に駆け付けた消防団員や自衛隊員が放水。各機関が情報共有しながらチェーンソーなどで木や草を切り、燃え広がるのを防いだ。
市南消防署の後藤広幸署長は「林野火災は、消防車が接近困難で消防水利も不便な場所で起きることが多く、各機関の連携強化が重要」と話した。