化粧品製造の「プロテックス・ジャパン」(京都府精華町、酒井良明社長)は9日、愛媛県松野町豊岡の町総合福祉団地内に工場を新設すると発表し、県や松野町と立地協定を締結した。工場は10月に着工し、2016年6月の操業開始を予定。新規雇用は18年6月までに正社員50人程度を計画する。
 新工場では、松野町をはじめとする四万十源流地域の桃の葉やヤマブドウ、かんきつ類、カワラヨモギ、漢方・ハーブなどの農産物と温泉水を使用した化粧品原料や化粧品、スキンケア用品の開発、製造を行う。新たに原料となる作物の試験園地も併設して研究を進め、地域と協力し産地化を図る。
 工場の敷地面積は約1万平方メートルで、建築面積は約1160平方メートル。第2期工事として17年度に倉庫棟も着工予定で、投資総額は計約3億円。