歌舞伎鑑賞講座「歌舞伎鑑賞の勘所」が25、26の両日に愛媛県内3カ所であり、古典芸能解説者でフリーアナウンサーの葛西聖司さんが、9月に松山市である「2015年度松竹大歌舞伎」の見どころを語った。
 鑑賞の手引きにしてもらおうと、県文化振興財団が松山公演を前に毎年開いている。
 26日に松山市道後町2丁目のひめぎんホールであった講座には約100人が参加。葛西さんは、1月に襲名した四代目中村鴈治郎さんの襲名披露演目となる「引窓」のストーリーを紹介。「引き窓から差し込む月の光の明暗とともに、家族の義理と情愛が交差する人情味あふれる物語」と解説した。
 松山公演は9月15日にひめぎんホールサブホールで、午後1時半開演と同6時半開演の2回。前売り券は発売中。