愛媛県松山市は29日、まちづくりの推進拠点「松山アーバンデザインセンター(UDCM)」(同市湊町3丁目)が2016年度グッドデザイン賞(日本デザイン振興会主催)を受賞したと発表した。
 UDCMは、官・民・学が連携してまちづくりを行う拠点として2014年に設立。中心市街地で多目的スペース「もぶるテラス」と芝生広場や土管を設置した「みんなのひろば」の運営や、都市空間デザインの提案などをしている。「アーバンデザインスクール」と題して、まちづくりの担い手育成にも取り組んでいる。
 「ふらりと立ち寄って、自分が住むまちの将来を考える拠点は、まちづくりに主体的に関わる住民を増やすという点で重要だろう」と評価された。UDCMは「まちづくりの新たな拠点として、空間と人をつくる取り組みが評価された。銀天街L字地区の再開発も控えており、市民とともに将来のことを一緒に考えていきたい」としている。