中国東方航空は13日、週2往復している松山-上海線の3月29日以降の夏ダイヤについて、5月18日から運航すると発表した。事実上、3月29日~5月17日は運休するとの決定で、1カ月半以上の欠航が発生する。同路線の搭乗率が低迷する中、同社松山支店は「今は5~6月も需要が見通せず、大幅キャンセルの可能性はある」とした。
 上海線は昨年も1月から約3カ月間欠航した。需要回復に向け、県は欠航しない条件で4~6月に計3200万円を助成、6月の搭乗率は57%となった。ただ、7月以降は20~40%台で推移。今年1月まで毎月1~4往復の欠航を出し、週2往復運航は十分に維持できていなかった。
 中国で旅行需要が高まる春節(旧正月)などもあり、2、3月の搭乗率は10日時点で5割超えを見込んでおり、松山支店は今回の決定を「徐々にだが利用者は戻りつつあった。断腸の思い」と説明する。