水道事業のサービス向上につなげようと愛媛県松山市公営企業局は10日、同市溝辺町の市之井手浄水場で市水道モニター懇談会を開き、新たに委嘱を受けた市民らが水道水のつくられる仕組みを見学した。
モニター制度は市民の意見を業務改善に生かそうと1971年度からスタート。2015年度は公募で選ばれた30~80代の30人が関連施設への訪問や職員との懇談会などで要望を伝える。
10日は12組の親子などを含むモニターと家族計40人が参加。平岡公明・市公営企業管理者が代表者に委嘱状を手渡した後、参加者は浄水場で石手川ダムから取り入れた水が、コンピューター制御のシステムを通じて飲める水に変わっていく過程を学んだ。