国の緊急経済対策として20%のプレミアムがついた愛媛県と県内20市町連携の商品券「愛顔(えがお)のえひめ商品券」に関し、松山市に配布した告知ポスターに、同市での購入時に必要な手数料を表記していなかったため、消費者の誤解を招く内容となっていたことが24日、分かった。市議会本会議で、梶原時義氏(ネットワーク市民の窓)の一般質問に理事者が答えた。
 県や市によると、ポスターは2万2000枚(松山市約6700枚)作製し、県内一律に「1万円で1万2000円分の商品券が購入できる」「2000円分お得」と表記。発行数が多い松山市は郵送での引き渡しを採用したため、購入時に手数料230円が必要だが、ポスターに記載していなかった。
 作製時には購入手続きの詳細は決まっておらず、判明した段階で発行主体の県商工会連合会のホームページに「一部商工団体では手数料が必要」とただし書きを入れた。手数料が必要となったのは松山市のみ。