松山市が職員倫理研修 救急隊員不祥事受け
愛媛県の松山市南消防署の男性救急隊員(27)が盗撮容疑で警察から事情聴取されたのを受け、市は14日、特別職を除く正職員約3300人と臨時、非常勤職員を対象とした公務員倫理研修を始めた。15班に分けて行い、現業職は人事課職員が出向いて実施し、2月上旬に終える予定。
初回は212人が受講した。人事課の松木晶裕課長が「残念ながらまた職員による破廉恥な不祥事が発生した」と述べ、市民から批判の電話が多数あったことを報告した。「執行グループや課として再発防止にどう取り組めばいいか、研修でどう感じたかを職場や家族と話し合い、不祥事防止に努めてほしい」と訴えた。当該隊員は2014年8月に倫理研修を受けていたという。