松山宿泊好調 しまなみ開通後最多の231万人
愛媛県松山市は12日、2014年の入り込み観光客数(推定)を発表した。市内の主要ホテル・旅館の宿泊者数は231万3400人(前年比3.1%増)で、瀬戸内しまなみ海道が開通した1999年(290万2800人)後の最多を記録した。
宿泊者数は00年以降210万~220万人台で推移。14年は道後温泉本館改築120年、四国霊場開創1200年などが重なったほか、4月に開幕した道後オンセナートや、3月からの瀬戸内しまのわなどの大型イベントが誘客につながり、市観光・国際交流課は「節目の年に打ち出した観光戦略が奏功した」としている。
宿泊者の内訳では、道後温泉地区の主要34施設が88万7100人(8.6%増)と過去10年で最高となり全体を押し上げた。道後以外の市内の主要75施設は前年と同水準の142万6300人だった。