松山大の一般入試II期日程(5学部6学科、募集人員518人)とセンター試験利用入試中期A日程(薬学部、5人)の合格発表が19日、愛媛県松山市文京町の松山大であり、延べ1213人が合格した。II期日程のメイン入試である文系4学部の受験者数は延べ3376人、合格者数は延べ1185人で、実質倍率は2.85倍。
 II期の各学部・学科別の合格者数は、経済学部369人(募集148人)で実質倍率2.94倍▽経営学部396人(160人)2.46倍▽人文学部英語英米文学科48人(45人)5.06倍▽人文学部社会学科177人(75人)2.92倍▽法学部195人(80人)2.85倍▽薬学部25人(10人)1.0倍。センター試験利用入試中期A日程の合格者は3人で、実質倍率は1.33倍だった。
 入試課によると、文系4学部の受験者は、前年度より398人増加したが、入学定員順守の影響で合格者数は334人減少。特に英語英米文学科は他学部との併願が少ない傾向のため、合格者数が絞り込まれ倍率が跳ね上がったという。
 午前10時に同大で合格者の番号が掲示されると、待ち構えていた生徒や保護者らが受験番号を確認。「あった」と飛び上がって喜ぶ生徒や、合格した生徒は同大硬式野球部の学生に胴上げされるなどして祝われていた。
 松山大が第1志望で、経営学部に進学するという松山北高3年の女子生徒(18)は「不安で昨日今日と寝られなかったが、合格できて本当によかった。進学したら学生生活を楽しみたい」と涙を流した。