愛媛県不動産鑑定士協会(岡田浩会長)が14日までにまとめた松山市内の地価動向の実感調査によると、過去半年で地価が「上がった」とする不動産関連業者の割合が増え、商業地の平均変動率が前回の昨年11月調査から0.27ポイント上昇のプラス0.35となった。全8地域で上昇し、好調な中心部に支えられて下げ止まり感が周辺にも広がりつつある。
 商業地の平均変動率は地域別で、一番町・二番町・三番町周辺はプラス0.83(前回比0.40ポイント上昇)、大街道・銀天街周辺はプラス0.70(0.30ポイント上昇)。岡田会長は「8月下旬に開業する複合施設『アエル松山』の周辺で引き合いが多く、需要が高まっている」と説明した。