松山・中島にトレッキングコース完成
忽那諸島最大の島・中島(愛媛県松山市)随一の眺望を広めようと、中島地区まちづくり協議会(河野五七男会長)はこのほど、島西部の絶景ポイント、部屋ノ鼻灯台に上るトレッキングコースを整備した。
灯台付近からは、晴れた日には山口県の周防大島や広島県の倉橋島を見渡せるとともに、瀬戸内有数の速い潮流が望める。ただ、島内でも知られておらず、訪れる人は限られていたという。
「愛媛の森林基金」の補助金を活用して整備したコースは、海岸沿いの通称「クダコロード」から海抜約60メートルの灯台に至る全長約140メートル、幅約60センチの上り道。3月23日、地元住民やボランティア約30人が、県産材を地中に埋め込み、約110段の階段を仕立てた。
協議会では今後、看板や途中の休憩スペースの設置も計画中。