松山ブランドコンテスト 販売システムと梅酒が最優秀
松山商工会議所は9日、「第10回松山ブランド新製品コンテストNEXT ONE」の入賞製品を発表した。最優秀の愛媛県知事賞は、工業製品部門でインプット(松山市)の「農産物直売所販売管理システム新産直繁盛くん」=写真左、加工食品部門で栄光酒造(同)の10種のハーブと梅のお酒「満(michiru)」=同右=を選んだ。
松山地域の企業のものづくりを支援し、新製品発掘と販路開拓につなげようと、松山商議所が2005年度から実施。2部門に計22点の応募があり、11点が入賞した。
インプットの「新産直繁盛くん」は、日本初のQRコード方式を導入した農産物直売所販売管理システム。従来のバーコードより、賞味期限の自動チェックやトレーサビリティー(生産履歴)機能など管理項目が大幅に増加し、産直市の作業効率化や消費者に対する安全安心な商品提供を実現させた。
栄光酒造の「満」は、「心・美・体をつくる」をコンセプトにした毎日飲める梅酒。産学官民の技術協力の成果で、農商工連携ビジネスの推進でも貢献度が高いことが評価された。