松山で児童らタケノコ掘り体験 放置育林問題も学ぶ
竹林の自然環境への影響などを学ぶタケノコ掘り体験が11日、松山総合公園内の竹林(愛媛県松山市朝日ケ丘1丁目)であり、小学生と保護者33人が春の味覚の収穫を通して、竹の特徴や環境保全について理解を深めた。
市都市環境学習センターが毎年開催。管理・運営を委託されているNPO法人愛媛生態系保全管理(山本栄治理事長)のメンバーら7人が講師を務めた。
参加者は、全国で手入れのされていない竹林が増えている現状や、竹は繁殖力が強く、根が地表近くに広がって他の木の成長に影響を与えるといった弊害について説明を受けた。
続いて竹林でタケノコ探し。5センチほど頭を出したタケノコを見つけ「根っこがかたい」「難かしい」と悪戦苦闘しながら、周囲の土を除いて、くわで掘り起こしていた。