ベートーベン作曲の交響曲第9番第4楽章「歓喜の歌」を松前町の住民有志で合唱する「第九演奏会」が20日、愛媛県松前町筒井の松前総合文化センターであり、約240人が声高らかに歌い上げた。
 音楽を通じて町民の交流を深めようと、ピアノや声楽教員らでつくる実行委員会が毎年開催し、7回目。三つの合唱団に所属する小学2年生から85歳までの住民が、7月から練習を重ねてきた。
 伊予高校の長谷川公彦教諭(53)が指揮し、同校吹奏楽部が伴奏。壇上にずらりと並んだ合唱団は時に伸び伸びと、時に激しい歌声を披露し、観客を楽しませた。ソリストとして、同町出身でイタリア在住のソプラノ歌手藤岡葉子さんらも出演した。