愛媛県新居浜市のJR新居浜駅前再開発の一環で、同市坂井町2丁目の市有地に大手ビジネスホテルチェーン「東横イン」(東京)が鉄骨14階建てホテルを2017年春にも開業することが、9日までに分かった。東横インの出店は県内2施設目。客室数は市内のホテルでは最多の246室を見込む。
 関係者によると、建設場所は駅北側に整備中の駅前広場に隣接する「32街区」と呼ばれる区域で、敷地面積1941平方メートル、延べ床面積5309平方メートル。宿泊特化型のホテルで100台分の駐車場を備える計画。市は10日、同社と約1億6700万円の土地売却契約を結ぶ。
 市によると、駅前再開発は1989年に基本構想を固め、97年に土地区画整理事業に着手。今夏に開館予定の市総合文化施設「あかがねミュージアム」をはじめ、駅南北の入り口をつなぐ連絡橋の新設など、公共施設の整備を進めている。