東日本大震災被災者ら西予でキャンプ
今年も、ぽかぽかの明浜にようこそ―。東日本大震災の愛媛への避難者らでつくるNPO法人「えひめ311」(松山市)が、東北や関東在住の被災者を愛媛に招いたキャンプを開いている。27日から4泊5日の日程で、瀬戸内しまなみ海道のサイクリングや松山観光などを実施。30日は、西予市明浜町で餅つきやミカン狩りなどを楽しんだ。
昨年に続き、交通費を補助して開催。今年は福島、千葉、栃木、神奈川の4県から3歳~40代の親子ら20人が参加した。
汗ばむほどの陽気となった30日は、明浜町高山のあけはまシーサイドサンパークで餅つき。子どもたちは火をおこす作業からやる気満々で、餅に練り込む県産イチゴやミカンなどを小さく切り、臼と昔の足踏み式脱穀機を使った餅つきに挑戦。フルーツの香りがするつきたての餅をおいしそうに頰張っていた。