東日本大震災から4年 愛媛新聞社で報道写真展
東日本大震災発生から来月11日で4年になるのに合わせ、被災地の現状や復興への取り組みなどを紹介した報道写真120点が並ぶ展示が24日、愛媛県松山市大手町1丁目の愛媛新聞社1Fロビーで始まった。4月6日まで。
被災地の継続的支援と南海トラフ巨大地震の発生が懸念される愛媛の防災意識向上につなげようと愛媛新聞社が主催、岩手県の岩手日報社の協力で5回目の開催となる。
愛媛新聞社はこれまで岩手、宮城、福島県の3県を中心に記者を派遣し、被災地を取材。昨年5月に訪れた福島県富岡町では、原発事故による放射性物質の除染が進まず、津波よって横転した乗用車や被災家屋が今なお残る実情を写した。
岩手日報社からの提供で、大船渡市社協の被災写真を洗浄・返却する取り組みや、震災の年の春に放流した4歳魚が回帰した宮古市でのサケの水揚げの様子など、ここ1年の17点と過去の写真を厳選し展示している。同社が2011年度日本新聞協会賞を受賞した津波の連続写真もある。
平日午前9時~午後5時。土日、祝日は休み。来場は公共交通機関で。