世界遺産登録を目指す四国遍路について学ぼうと、旧北条市出身の作家早坂暁さん(85)を招いた講演会が27日、愛媛県松山市大街道3丁目の伊予鉄会館であった。
 愛媛経済同友会文化芸術委員会が主催し約70人が参加。早坂さんは「四国遍路の歴史を考える『四国遍路の在り方』」と題し話した。
 「お遍路さんと、札所と札所の間がすてき。そこに民衆がつくったお接待に支えられた遍路文化という一番大事なものがある」と四国遍路の魅力を説明。「それを分かってもらおうと『花へんろ』を書いた。また新しい『花へんろ』を書きたい」と話していた。