未来の科学者、中学生が研究成果発表 愛媛大
愛媛大の「科学イノベーション挑戦講座」を受講した愛媛県松山市の中学生3グループ11人が14日、文京町の愛媛大で大学生や教員ら約70人を前に研究成果を発表した。
講座は科学技術振興機構が進める次世代科学者育成プログラムの一環。生徒は2014年8月から大学教員や学生に助言を受け、研究と成果まとめに取り組んだ。15年1月に愛媛大であった日本生物教育学会第98回全国大会の中高生ポスター発表で、2グループが「優秀プレゼン賞」を受賞した。
生徒は写真やグラフを交え、エックス線の原理やこうじを使った甘酒造り、食品添加物の保存効果について発表。三津浜中3年黒星きららさん(15)は「時間が足りなくて大変だったけど、集まって実験したり自宅で調べたりして頑張った」と話し、鴨川中3年大本理恵子さん(15)は「将来は大学で科学を研究してみたい」と意欲をみなぎらせた。