国土交通省松山河川国道事務所は4日、愛媛県今治市で建設中の「今治道路」で唯一のトンネルとなる朝倉トンネル(仮称)の現場見学会を開き、地元住民100人が普段入ることのできない内部で工事の状況を確認した。
 今治道路は、今治湯ノ浦インターチェンジ(IC)と今治ICを結ぶ10.3キロの自動車専用道。朝倉トンネルは、同市朝倉南―長沢間の延長429メートルで、2013年11月に建設が始まり、掘削作業は終わっている。トンネルは今年10月末に完成する予定。
 参加者は、トンネルの構造を説明する模型や工事に使われる材料などを見学。施工業者から「トンネルの周りにロックボルトという鉄の棒を打ち込んでトンネルを支えている」などと説明を受け、熱心に耳を傾けていた。