愛媛県新居浜市の書道家と華道家の作品を流派を超えて一堂に展示する「書と華の世界展」が30日、新居浜市一宮町1丁目の市郷土美術館で始まり、春をテーマにした書と生け花計84点のコラボレーションが訪れる人の目を楽しませている。2月1日まで。
1981年開館から市民の芸術活動発表の場として親しまれてきた郷土美術館が2015年度中に閉館することを受け、感謝の気持ちを込めた展覧会を開こうと、市内の書・華道家ら10人が実行委員会を組織して企画した。
会場には、春の訪れを表現した「鶴舞春池月」「鳥歌花舞」などの掛け軸43点と、ツバキやカーネーション、洋ランなどを組み合わせた生け花41点を展示している。