更生保護の拠点に、四国中央センター開所 2人常駐
地域での更生保護活動の拠点となる「四国中央地区更生保護サポートセンター」が3日、愛媛県四国中央市三島宮川4丁目の伊予三島商工会館に開所した。四国中央地区保護司会(井川武重会長、46人)の22人が交代で常駐し、活動支援、関係団体との連絡調整、犯罪や非行に関する市民の相談に応じる。
センターは会館4階の2室で、平日午前9時半~午後4時の間、2人が常駐する。相談は予約不要で、無料。法務省が2008年度から全国に設置を進めており、県内では4カ所目。
開所式には約40人が出席。センター長を兼務する井川会長(72)が「保護観察対象者が多様化し、社会が複雑化する中、保護司個人の活動には限界がある。自らの研さんなどのため、誰もが気軽に立ち寄り交流できる場でありたい」とあいさつした。