映画「海すずめ」 監督ら宇和島でトークイベント
愛媛県宇和島市を舞台とする映画「海すずめ」(2016年初夏公開予定)のトークイベントが23日、同市中央町2丁目の南予文化会館であった。主演の武田梨奈さん(24)らが、ロケの思い出や本作への思いを語った。
海すずめは、砥部町出身の大森研一監督(40)が脚本・監督を手掛けるオリジナル作品。自転車で本を運ぶ「市立図書館自転車課」の武田さん演じる主人公の雀(すずめ)が、宇和島伊達400年祭に必要とされる史料探しや自転車課の廃止阻止に向け奔走する姿を史実とフィクションを交え描く。ほぼ全編が宇和島市ロケ。9月末から10月にかけて各地で撮影した。
トークイベントは、地元の協賛企業や撮影協力した市民らに感謝の思いを伝えようと開催。メーキング映像と予告編が上映され、武田さんと大森監督、同僚役の小林豊さん(26)らがステージに上がった。武田さんは「まちの皆さんに総出演してもらい、おいしいご飯も食べ、本当に幸せな時間だった」と振り返り、「一人一人の背中を押してくれる作品。公開を楽しみにしてください」とPRした。