映像投影技法、集客の力に クリエーターがチーム発足
建築物やさまざまな物体に映像を投影する表現技法「プロジェクションマッピング」を、地域活性化につなげようとする動きが県内で進んでいる。今月、愛媛県今治市の映像制作会社テイクワン(小畠源社長)などがクリエーター集団「Team(チーム)愛媛」を発足。技術習得や活用策などを探り、将来的には事業化を目指す。
同技法は、最新のCG(コンピューターグラフィックス)技術などを駆使することで、建物の窓からキャラクターが飛び出して見えるなど多彩な演出ができる。国内では東京駅丸の内駅舎や東京ディズニーランドで登場し、話題となった。香川県のニューレオマワールド、道後温泉本館などでも実施例がある。
同チームは1日、今治市や松山市の6社で結成。小畠社長(38)は「マッピングは壮大なイメージがあるが、プロジェクターがあれば店舗や結婚式場など小規模でもでき、集客につなげる武器になる」と狙いを語る。